10年使ってわかった。結局スマホ回線は「安さ」だけで選べない
2025.7.4
こんにちは。
パソコンサポート・トリアージュ(株式会社FBI)の中西です。
今回はちょっと趣向を変えて、私自身が使ってきたスマホ回線の話をしてみようと思います。
格安SIM全盛の時代とはいえ、「どこが本当に使えるの?」と迷う方は多いです。
でも、正直な話、どれも一長一短なんですよね。
その上で、10年以上かけてあれこれ試してきた私の実体験を、忖度なしでまとめてみます。
■ mineo(マイネオ):10年使っても文句なし、ただし…
まず、mineoはもう10年くらい使ってます。
ハッキリ言って、「可もなく不可もなく、でも全体的にすごくバランスがいい」という印象です。
- ・大手キャリアに比べれば通信はやや遅い
- ・でも日常利用にはまったく困らない
- ・ユーザー同士の助け合い文化(マイネ王)が独特
ただし、お昼12時台の通信制限だけは正直イラッとします。
この時間帯は速度がかなり落ち込むので、動画視聴やリモートワークには不向きです。
とはいえ、それを避けて使えば快適ですし、そこさえ理解していれば非常にコスパが高い回線だと思います。
■ UQモバイル:LINE年齢認証のために選んだけれど…
UQモバイルを契約した理由はシンプル。
LINEの年齢認証ができる、数少ない選択肢だったからです。
格安SIMはLINEのID検索や年齢認証ができないことが多いですが、UQはau系列なのでそこがクリアされています。
速度もそこそこ速く、悪くはありません。
ただし、価格設定がちょっと中途半端。
「それなら大手キャリアで容量を絞るのと大して変わらないのでは?」と感じる場面もあります。
目的が明確な人にはアリですが、「節約効果重視」なら再検討の余地ありです。
■ カブアンドモバイル:回線選びで失敗しました
最近話題の「カブアンドモバイル」も契約して試用中です。
ただ、私が選んだのはau回線プラン。
正直、これは選択ミスだったかもしれません。
地方でのつながり方や、対応アプリの挙動など、どうしても「docomoだったら…」という後悔が出てきています。
近々、docomo回線へ契約変更を検討中です。
その上で、改めて使い心地を評価し直すつもりです。
「カブアンド」自体がどうというより、“回線の選択がどれだけ重要か”を改めて痛感しています。
■ そして結局、ドコモの回線は外せない
ここまで格安SIMをいろいろ使ってきた私ですが、メイン回線はずっとドコモです。
高いです。でも、やっぱり“回線品質は桁違い”なんですよね。
特にビジネスで外出先から接続することが多い人間にとって、「絶対に切れない回線」という安心感は何よりも代えがたい。
都心だけでなく、郊外・山間部でもつながるドコモの強さはやっぱり別格です。
なので、私の回線運用はこうです:
- ◎メイン:ドコモ(信頼性重視)
- ◎サブ:mineo(普段使いの節約用)
- ◎用途別:UQ/カブモ(機能・実験用途)
■ 「安さ」に飛びつかず、「合ってるか」で選ぶ時代へ
格安SIMは確かに安いです。
でも、“何でも安いからOK”という時代はもう終わったと思っています。
・どんな使い方をしているか
・どこで通信することが多いか
・なにを優先したいか(安さ/速度/サポート)
それによって、選ぶべき回線はまったく違ってきます。
この記事が、どこかの誰かの「ちょっと見直してみようかな」のきっかけになれば幸いです。
―― パソコンサポート・トリアージュ 中西