Zenfone 12 Ultraで通知が来ない?|Wi-Fi改善で家庭の平和を取り戻した話
2025.8.6
📌 この記事でわかること
- Zenfone 12 Ultraで通知が来ないとき、まず疑うべきこと
- Wi-Fiルーターを買い替えると家庭の平和が戻る理由
- NECルーターの“カチッ”スイッチに救われた話
- SSIDを引き継ぐと数ヶ月後に怒られる未来予測
- 「ラベル信仰」が最強のWi-Fi戦略である理由
- 赤ちゃんの“しなぷしゅ”が止まったとき家族がどう動くか
- Zenfone 12 Ultraの真価を発揮させるには何が必要か
Zenfone 12 Ultra。
全部入りで、重くて、デカい。
でも──通知が来ない。
LINEは遅れ、YouTubeは止まり、赤ゴン(0歳児)の“しなぷしゅ”がクルクル状態で機嫌がストップ安。
「これはもう、パパが動くしかない」
我が家の通信インフラ、本気出して整備しました。
「なんでそんなことに時間かけるの?」と妻に言われ、
「通知が3秒遅れるだけで人生変わるんだよ」と返したら、
赤ちゃんが冷めた目でこっち見てました。
以下、「ちょっとクスっと、ブラックペッパー多め、なんかドタバタ、気付いたら買ってる」系ブログ、開幕です。
【 背景:通信遅延で動画が止まる?Zenfon12ultraにありがちな”通知問題”とは 】
娘:「Wi-Fi、なんか遅くない?」
妻:「YouTube止まったんだけど」
……Zenfone 12 Ultraのスペックをもってしても、通信が不安定では話にならない。
動画はカクつき、LINEは未読スルーを誘発し、しまいには赤ちゃんが怒り出す。
この家の平和を守るため、NEC製ルーター PA-WX3600HP を新規導入。
自宅Wi-Fiの“通貨”を切り替える覚悟を決めました。
【 買ったルーター:数字より体感だろ 】
NEC Aterm PA-WX3600HP(Wi-Fi 6対応)。
IPv6?2.5GbE?……数字で殴ってくるやつ。
でもね、大事なのはそこじゃない。
「“しなぷしゅ”が止まらないかどうか」
旧機:WG2600HS(NEC)
お勤めご苦労様でした。
NEC PA-WX3600HP(Amazonリンク・中古)
※中古ですいません。私は量販店のワゴン投げ売りで買いました。
【 掃除から始まるネット再生物語 】
(どこのご家庭にでもある通信機器の配置はだいたいこんな感じ。)
(どこのご家庭にでもある(んな訳あるかい!)冷蔵庫に入りきらず溢れているビール達)
ルーター周辺はホコリの聖地。
「あれ、ビールの箱じゃね?」と気付き、なぜか床掃除してる自分がいる。
ケーブルを1本抜いたら5本ついてくる絶望。
作業用PC(富士通)は起動に3分、バッテリーはゼロ。
これもまた、年中行事。
【 初期設定:adminとの静かな戦い 】
LANケーブルをぷすっと挿し、ブラウザで設定画面へ直行。
さあ、ここからが “目と心を酷使する戦場” の始まり。
ログインIDは「admin」、パスワードは──
見えねぇよ…ってレベルの “極小ラベルフォント”。
入力に成功したその刹那、
ファームウェア更新が光る。「YES」一択。
──そして始まる、
「150秒間は絶対に触るな」 の緊張タイム。
この時間、Zenfoneをうっかり触ったら、
泣く。たぶんマジで泣く。
(こんな事もしておくと便利「ファーム自動更新」)
【 BRモード:スイッチの“カチッ”で得る悟り 】
NEC機種あるある:ブリッジモード切り替えが物理スイッチ式。
いや、ソフトでも切り替えられるけどさ──
あの“カチッ”が欲しいのよ。
手応えが欲しいの。安心が欲しいの。
物理スイッチは、信仰。
そう、我々にとってカチッ=成仏。
【 多段ルーターという名の闇 】
なぜかプリンターが出ない。
なぜかSwitchだけが回線落ちする。
なぜかNASが“だるまさんが転んだ”状態でフリーズする。
──それ、多段ルーターです。
IPアドレス見てごらん?
「192.168.10.xxx」…おっと、これはもう黒です。
Wi-Fiは、一心同体でいい。
家庭内に“2人の王”はいらない。
もしあなたの家にルーターが2台あるなら、
それはもう “内戦状態” かもしれません。
(参考資料:NECルーター導入後、IPアドレス表示がこうなっていたら「多段」を疑え。)
※プロバイダの仕様によりこの表示が正しい場合も有ります。(DHCP接続など)
(我が家と同じ環境〈フレッツ光系、HGWルーター経由の場合〉概ねこうなると正解)
SSID原理主義──それは、Wi-Fi戦争の平和維持条約である
「今のルーターと同じSSIDにすれば、全部そのまま繋がるんでしょ?」
──この一言から、すべての悲劇は始まる。
だいたいこれ、YouTubeで“なんか分かりやすそうな人”の動画を途中までだけ見たお客様が、ドヤ顔で口にするパターン。
で、そのまま設定してしまった技術者は──
数ヶ月〜1年後にこうなる。
👋 いや、俺は違う(ドヤ)
……って言いたいんだけどね。
実際、そういう目に遭った人は多い。
でも私は 一度も引っかかったことがない(ここ重要)。
なぜなら、家庭用ルーターが世に出回り始めた頃からずっと──
「SSID絶対変えないマン」 として生きてきたからだ。
家庭でも、仕事でも、例外はない。
お客様にどれだけ頼まれようが、
「設定台数稼ぎたいからわざとでしょ?」と嫌味を言われようが──
変えない。絶対に。
なぜなら、そうしないと数ヶ月後にこうなることを 知っている からだ。
🧠 お客様の心の旅路(※弊社観測データより)
- 初期フェーズ
「機器全部つなぎ直すの、めんどくさいな〜。なんかいい方法ないんかな?」 - YouTubeブログ等洗脳フェーズ
「おっ、“SSIDそのまま作戦”とか言ってる!これや!」 - 知ったかフェーズ
「今度来る業者に言ったろ。“設定費用も安くなるし賢いやん俺”」 - 忘却フェーズ
半年〜数年後、新しいスマホ・プリンターを買う
→「あれ?ラベルのSSIDで繋がらん……壊れたんか?メーカーや!」 - 塩対応フェーズ(fromメーカー)
「SSIDが変更されていますね。当社ではサポート対象外で……」 - 憤怒フェーズ
「ワシはなんもしてへん!この前の電気屋や!」
→ お近くの家電量販店に“怒りの0円出張”要請電話が発動!
🙋♂️ 私は、こう説明する
この“心の旅路”を、私は 毎回きっちり丁寧に説明する。
すると──ほぼ全員が納得してくれる。
いや、9割9分は「なるほどね!」と即座に理解する。
「変に便利に見えて、後でめちゃくちゃ面倒くさいんですね」
「最初にちゃんとやっといたほうが、結局ラクなんや」
……と、皆さん自分で気づく。
それがプロの仕事ってもんでしょ?
👦 若手よ、これが現場だ
「今のSSIDと同じにしといたらいいんじゃないっすか?」
──このセリフ、うちの若手が地雷を踏みに行くときの合言葉である。
で、数ヶ月後に帰ってくる。
「社長ぉ……SSIDの件で“タダで直せ”って電話きてるんですけど……」
知らんがな。
「その設定、俺は一度も教えてへん。自分でケツ拭いてこい。」
🏠 それは我が家でも同じ
- 中坊の息子:毎月のようにSwitchを追加導入してくる(なぜだ)
- 嫁:「SSID?それスイーツの新作?(しかも真顔)」
- 娘:「Wi-Fi選ぶ画面で出てくるやつでしょ?」(記憶はフワフワ)
──この3人がいる限り、再設定は 100%こっち持ち になる。
でもね、それでも私は SSIDは変えない。
なぜなら、ラベルが最強だから。
うちの実家の80過ぎた親父(一応らくらくスマホユーザー)ですら、こう言う。
「ラベルに書いてるってことは、そういうもんなんやろ?」
──これが全て。
“ラベル”は 誰にでも通じる、最後のセーフティネット なんです。
変な気を利かせてSSIDを引き継ぐなんて、
自ら地雷を埋めに行くようなもの。
🔒 SSIDは、変えない。それが未来への投資。
家庭向けルーターが登場して以来、
私はずっとこのスタンスを貫いてきた。
SSIDはラベル通り。これが 唯一の正解。
Wi-Fiの神がくれた預言書であり、
すべてのクレームを遠ざける 結界 である。
※もちろん、ご自身で理解されている方、記録と記憶が丁寧な方はこの限りではありません。
私はどちらがどうと申す気もありません。何を取るかはご自身の判断にお任せします。
🛡 SSID原理主義──それは、怒られないための最前線
「設定くらい気を利かせてよ」と言われても、気にしない。
「変えてないから、怒られない」
それが、どれだけストレスフリーか。
若手諸君──この鉄則、肝に銘じてくれ。
SSIDは、変えるな。変えてはいけない。
それが、俺たちのWi-Fi戦争の鉄則だ。
(あくまでも弊社仕様なのであしからず。)
【 再接続フェーズ:地獄の13連コンボと、赤ゴンの癒し 】
再接続、再認証、再ログイン──
「再」がつく作業はだいたい地獄
接続したもの:
- エアコン3台(アプリ再ペアリング)
- 電源Bot3台(気まぐれで失敗)
- スマートテレビ1台(反応鈍すぎ)
- Fire TV Stick2台(ログイン地獄)
- iPhone2台(妻&娘)
- Androidスマホ2台(俺&仕事用黒電話)
- ノートPC2台(うち1台はOSアップデートし始めた)
- ※触りたがりの息子(中学生)には、SSIDと暗号化キーを伝達。あとは全自動(笑)
最後に“しなぷしゅ”がスムーズに動いた瞬間、俺は悟った。
「勝ったな」
──そういえば、エオリア(妻&赤ちゃんの寝室)と、うるさら(寝室/書斎)の2台がアプリから 行方不明 になってた。
「あれ?スマホに出てこない…?
…まさかの、家出?」
気を取り直して再ペアリングするも、
「この機器はすでに登録されています」→「でも操作できません」→「再起動してね♡」の無限ループ。
最終的に赤ちゃんが嬉しそうに エオリアのリモコン握りしめて寝た ので、
朝までそのままそっとしておきました。
【 収納フェーズ:ビールと通信の共存 】
- 木製ボックスに電源をIN!蓋して無かったことに(でも通気あり)
- 晴れ風グラスの箱は所定位置に復帰(これ最優先)
- 残りビールは冷蔵庫へ(予想外に空きがあって助かった)
家庭の平和は、収納のバランスに宿る。
🥂 「飯テロ」ならぬ「酒テロ」──冷蔵庫の中の画像見て飲みたくなっただろ?
※20歳未満の飲酒は法律により禁止されております。
【 まとめ:Zenfoneが光った。財布も少し軽くなった 】
ルーター交換。
スペックの話じゃない。
家族全員の快適と、俺のビール冷やす時間を取り戻す話。
Zenfoneは本気を出した。
そして、私はまたひとつ、無言で何かをポチっていた──
【 あとがき:ZenfoneとWi-Fi、その関係 】
今回のブログは──
「Zenfone 12 Ultraを導入したら、
その真価を引き出すにはWi-Fi環境も本気にしなきゃダメだった」
という、ちょっとマニアックだけど切実な話でした。
通知の遅延や動画のカクつきに悩んだ結果、
通信環境そのものを見直すことに。
その過程で家族の平和やビールの冷え具合まで巻き込まれたのは、誤算…というか想定内です。
📱 使用スマホはこちら(どちらもZenfone 12 Ultra)
あなたのスマホも“本気”で動けるように、
まずは足元(Wi-Fi)から整えてみませんか?
この記事が、誰かの“スマホ本気出すスイッチ”になれば──
そんな思いで、今日もルーターと戦ってます。
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Zenfone 12 Ultra レビュー|重くてデカい、だけど全部入り。家族も驚いた“スマホの最終形態”
→ 本体レビュー編。通信以外の使い勝手や家族のリアクションなどはこちらにまとめています。
ルーターは買った、でも設定はしてない|Zenfoneレビューが遅れた本当の理由
→ 実はこの騒動、もっと前から始まってました。ルーター選定〜導入直前の経緯編です。