「ネットよりお得に。」家電量販店悪用術!
──その“ポチっ”、ちょっと待った。
──その“ポチっ”、ちょっと待った。
2025.7.10
最近の家電量販店で、よく見かける光景があります。
スタッフが一生懸命、商品の特徴を説明している横で、お客さんは黙ってスマホをいじる。
やがて──「ありがとうございました」と言いながら店を出ていくお客さん。
その手元には、ECサイトで購入手続きが済んだばかりの商品ページ。
──その“ポチっ”、ちょっと待った。
第1章:安さの代償──「地獄のアフター」は突然に
たしかに、価格だけで見ればネットの方が安いことも多いでしょう。
でもその“ポチっ”には、目に見えない“損”がいっぱい詰まってるんです。
- 初期不良で連絡しても、テンプレ対応
- 「メーカーに問い合わせてください」と丸投げ
- 返信に2〜3日、電話はつながらない
- 最後に返ってくるのは「お詫びに300円分のポイント進呈」
──結果、何ひとつ解決していない。
第2章:「安く買う」じゃなく、「納得して買う」時代へ
一方、家電量販店では:
- 実物を見て、触って、店員と話して納得して買える
- 設置や初期設定までお願いできる場合もある
- 初期不良なら、即日交換してもらえることも
その場に“人”がいる安心感。
「ちゃんと話せる相手がいる」って、実はめちゃくちゃ大きな価値なんです。
第3章:販売員も人間──だからこそ効く「悪用術」
価格交渉、しても構いません。でも──
強引すぎる交渉は、販売員がへそ曲げます。
Amazonの画面見せながら「ここまでしてや」と言われても、
心は動きません。
でも、こんな一言なら?
「ネットの方が安いのは知ってます。でも、ここで買いたいんです。
気持ちよく買える価格、出してもらえませんか?」
相手も人間です。誠意ある態度には、本気で応えてくれます。
第4章:「お得に見える地雷」にはご注意を
そして、経験則から忠告をひとつ。
「同時加入でお得に!」──この言葉には要注意です。
プロバイダ、回線、携帯電話などの同時契約。
数万ポイント還元されることもありますが、実際には:
- 現金値引きではなく“次回使えるポイント”
- 「今回買う商品」は何も安くならない
- つい余計な一品を買わされるだけ
冷静になってください。
「お得に見せかけて、損してる」ことが、実はかなり多いんです。
…ちなみに、「他に欲しい物があるけど、最初は黙っておく」
→ 最後に「これもまとめて買うから何かつけてくれへん?」
…という“高度な悪用術”もあります(笑)
でもこれは、自分にとって本当に必要な品がある人だけが使える技。
値引きのためにムリして買い足すのは、完全に本末転倒です。
結び:「ネットよりお得に」──それは、やり方次第
家電量販店は、うまく使えば“ネットよりお得”になります。
金額じゃない。“納得感”の話です。
ネットで調べて、店舗で相談して、気持ちよく買う。
それが、量販店の“正しい悪用術”。
ぜひ、一度試してみてください。
📣次回予告
実録!「水がこねーよ!」Amazon vs 私。
──注文したのに届かない?
電話から聞こえる片言の日本語、「返金、キャンセルは出来ません。」
「心からのお詫びと300ポイントを」の無限ループ。
そのとき私は、こう動いた。
激闘!「そんなの定期オトク便っていわねーよ!」
──毎月勝手に増える在庫、価格は上がってポイントは減る。
怒れる中年男が挑んだ、終わりなき「定期便の罠」──
次回、「ネット通販 被害者の会」シリーズ、開幕──。